タフでなければ生きて行けない。優しくなれなければ生きている資格がない。

セーヌ川と橋


セーヌ河岸は1991年に世界遺産登録されました。そのエリアは、エッフェル塔の足下にあるイエナ橋から、サン・ルイ島に架かるシュリー橋までの23橋を含む約8キロメートル。右岸にはルーヴル美術館、マドレーヌ寺院やコンコルド広場。左岸にはエッフェル塔アンヴァリッド(旧軍病院)、オルセー美術館と見どころが集中しています。
 橋が最も密集するシテ島エリア。その代表格は17世紀初めに完成した『ポン・ヌフ』です。印象派の父カミーユピサロや、点描画法のポール・シニャックなど多くの画家がこの橋を描きました。 パリの象徴ともいわれるポン・ヌフ、一体なぜそれほど特別な橋なのでしょうか?



 


 ポン・ヌフ(新しい橋)以前は、人口密集のため橋の上に、高層の建物が両端に建てられていた。そのため建物に囲まれ橋の真ん中は薄暗かった。街をみるための橋としてポン・ヌフは作られた。建物のない橋として作られ、次第に他の橋も建物は撤去された。


 


 



エッフェル塔や、パリ万博のメーン会場だったグラン・パレなど近代の代表的な建物が並ぶ西側エリアは、新しい憩いの場として公園などの整備が進められています。このエリアに1900年に建設されたのが、パリで最も美しい橋『アレクサンドル3世橋』です。ロシア皇帝の名を冠した橋が生まれた背景とは?



 


 アレクサンドル3世橋は万博のときに作られ、万博の理念である【芸術と産業】を表している。橋脚がなく川を一跨ぎしている。橋の四隅に立つ塔の上にはペガサスを従えた金色に輝く女神像があって、芸術・農業・闘争・戦争を表している。32のアールヌーヴォー様式の街灯がある。
 1894年に締結された露仏同盟を記念してロシアから送られた。国と国をむすぶ架け橋。


 


 



さらに、レジオンドヌール勲章を受章した建築家マルク・ミルラム設計の橋も紹介。この鋼製アーチ式の歩道橋には、最新の技術を駆使した驚きの仕掛けが…。



 


 レオポール・セダール・サンゴール橋は、セーヌ川の岸から橋の構造の中を四角い空に向かって登っていくと、パッと開けた橋の上に出るという仕掛けがある。橋は昔から市民のためのもので、一番重要なのは市民が楽しめることなのである。