KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

「シルバーパス・敬老パス」私はこの制度を極めて非合理的で財政負担が大きく、早急に見直しあるいは廃止が必要なものであると考えています。(東京都議会議員・おときた駿)

【東京都議会議員おときた駿氏 特別寄稿】高齢者だけが利用できる「シルバーパス(敬老パス)」を廃止した方が良い3つの理由|みんなの介護ニュースより


  俺は世代で区切って対立することを是としないようにしているんだ。たとえば「これだから今の若者は」などと公言するのは、みっともないから言わない。ゆとり世代だからどうこうとかね。

 このおときたさんという都議会議員さんは、18歳選挙権などで、若者の政治参加について語られるいま、テレビなどによく登場するよね。いつだったかの選挙で、投票するヒトを迷っているなら、とにかくいちばん若いヒトに投票しろと主張していたのさ。

 それをTwitterのつぶやきで見かけたものだからさ、じゃああなたは自分の選挙区でも自分より若いヒトがいたら、そのヒトに投票しろと言うの?ってリツイートしたことがあった。華麗にスルーされたけどね。

 本題に入ろうか。シルバーパス廃止は俺は反対。それには2つ理由があるんだ。1つはお年寄りの生きる楽しみを奪うようなことはよくないとおもうから。ニンゲンね歳はとってみないとその衰えって想像できないのだよ。

 俺は仕事柄、お年寄りと接する機会が多いのだけれど、やはり加齢とともに動けなくなるのよ。簡単にいうとね。自転車にだって乗るのは難しくなるわけさ。行動範囲を狭められるだけで、ニンゲンは多くの楽しみを失うのよ。

 それってお金のこと以上に社会的な損失だと俺は考えているのさ。肉体的な衰えがあるお年寄りにせめて公共交通機関だけでも使いやすくすることは、長い目でみれば損失ではないと考えるのね。

 2つ目には、年寄りの特典を廃止しろ、その分は若者に特典をみたいな社会は、かえって頑張って働いているヒトの希望を失わせるんだよ。歳をとると働こうとおもってもなかなか難しいこともあるじゃない。

 年金もどうなるかわからない。そんななかで年老いても乗り物代は若者と一緒で、これからも若者中心の社会で、年寄りは金がないなりにひっそり生きていけなんて社会に、はたして老い先の希望が持てるのかって話さ。

 だいたいシルバーパスは経済的損失っていうけど、別にお金をもらって乗り物に乗っているわけではないじゃない。これはお年寄りが大人料金を払えば歳入が増えるって話でしょ。

 おかしなこと俺言っているかい?大人料金を払ったお客さん1人だけが乗ったバスよりも、それプラスシルバーパスを持ったお年寄りも加えた人数を乗せた方が無駄がないでしょ?

 今後を見すえて、多少はシルバーパスもお金を取らないといけないというのだったら話はわかるけど、全て廃止しろというのは反対だね。世代で区切って優先順位をつけようとするというのもさ。いやあ今回は長くなってスマンスマン。

 今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸が続く限り、俺は君の傍にいる。