KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

肩バコーンって外れて・・・(把瑠都)

テレビ朝日タモリ倶楽部」6月24日放送分より


  この日のタモリ倶楽部は、「これでも立派な道です(住人談)東京細道ツアー北区 赤羽・十条編」ということで、番組調べで東京23区のなかで一番どこにあるかわからない区である北区の細道をタモリ一行が歩くんだぜと。

 一行のなかで、元大関把瑠都がいるんだけど、呼ばれた理由が物差し代わりというね。もうナイスなでくのぼうぶりを発揮してくれたよ。見ていてなごむでくのぼう把瑠都が路地裏を歩く。なんていい企画なんだろうね。

 路地裏の細道って、あまりにも細すぎて、ここって私有地なんじゃないかって思うぐらいなんだよね。どうやってこの細道に面したところに住むヒトタチは引っ越すんだろう。もう引っ越さないんだろうな。

 引っ越す前に周りに家建っちゃって、もうにっちもさっちもどうにもブルドックになったんだろうね。とりあえず把瑠都さえ通れる道があるならニンゲンは生活できるんだよ。マイカーはダメだろうけど。

 こういうヒトたちがいるから、朝の東京は通勤ラッシュになってしまうんじゃないかな。路地裏は路地裏で家ラッシュなんだもの。そんなヒトたちが仕事で一斉に電車乗るんだぜ。

 そんな路地裏でひっそりと営業しているおでん屋さんがあった。はんぺんがなんと40円。把瑠都は言った。「全メニュー下さい。」そして本当に全部食べた。ちゃんと把瑠都は自分の役割をわかっていたんだね。

 ウガンダさんが鬼籍に入られて以来、空席になっていた、レポートしないでただただ食べるデブの席が埋まった瞬間を俺はこの目で見たんだ。そして実際には肩は外れることなく、把瑠都は北区の路地裏を制覇したんだ。

 今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸が続く限り、俺は君の傍にいる。