それでも唯一”ピコ太郎”にたいして気に入らなかった点



 とうとう外国特派員協会の記者会見をするまでになったピコ太郎。もう”ペッパイナッポーアッポーペン”こそ流行語大賞にふさわしい気がしてきた。「日本死ね」なんかよりも断然こっちのほうがいい。

 その語呂合わせの妙味と、いまの日本の特徴ともいえる、ゲーム音楽っぽさとヤンキーっぽいファッションで、世界的に支持を集めているピコ太郎だが、ひとつ僕は気に入らないところがある。世界中のヒトにとってはどうでもいい部分なのだが。

 なにかというとピコ太郎の出身地の設定である。ピコ太郎の正体である古坂大魔王は青森出身なのに、なんでピコ太郎は千葉県出身なのか。そこには地方から出て、東京に地場をかためたニンゲン特有の、東京や横浜を中心とした神奈川以外の関東にたいするバカにした態度があるからだ。

 ピコ太郎でいえば、千葉なんてどうせ田舎ヤンキーのあつまりだという気持ちが、あのファッションに表れている。東京というところは、いまやどこからきて住みついたとしても、東京人として受け入れる。受け入れられた方は、埼玉・千葉・茨城などをディスることで、”東京人”であることを主張する。

 千葉は東京より田舎なのはたしかだ。だが千葉に土着しているニンゲンにとっては、そんなものはコンプレックスではない。埼玉と千葉のどちらが田舎だとか、両県に土着しているニンゲンにとって実はどうでもいいことなのだ。そういうのをアオっているのは、たいてい地方から関東に来たニンゲンばかりなのである。

 今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸が続く限り、僕は君の傍にいる。