ちょっと前にテキサス人の友人が「ヒラリーが不人気なのは、みなサンダースと比較したりするけど、ぜんっぜん関係ないよ。女だからだよ。トランプは嫌だけど、8年黒人で次は女かよ!って思ってる人がいっぱいいるんだよ!」と激怒してたけど、彼女の激怒っぷりをいま反芻してる…。
— 春巻まやや (@harumaki_r) 2016年11月9日
番組終わりに出るNHKのロゴって、もっと小さく片隅になかったか。とくだんトランプがアメリカの大統領になったところで、カレひとりの力でアメリカが”終”わるなんてことはない。ただトランプがもし、安定した政権運営をしつづけたなら、この地図の赤い部分に住むヒトのトランプへの支持はゆるぎないものになるだろう。
さて引用したTwitter記事のはなしだが、ちょっと僕はちがうかなとおもう。男だから女だからの二分論ではこの結果は語れない。女だからというなら、なぜ白人女性の多くがトランプに票を投じたのか。カノジョたちは、女性として女性を差別しているのか。それは一概にはいえない。
たとえば女は差別されているというのはわかる。けれどもじゃあお金持ちの男性と結婚してセレブリティな暮らしをしている女性と、ホームレスの男性がいるとして、それでもホームレスは男性だから幸せなのか。山谷や横浜の寿町に行ってみるといい。そこにいるホームレスはほとんど男性だ。
以上。差別というのは、一概に二分論で語れないというハナシのたとえなのだが。今回のアメリカ大統領選にかんしていえば、”もし”のハナシで恐縮だが、8年間女性大統領が任期を終えた2016年に、オバマとトランプが戦っていたら、 オバマが勝っていたとおもうのだ。
なぜか。トランプは選挙期間中、おのれのキャラを押しとおして戦った。挑発的暴言も幾度となくあった。オバマだったらそれを軽くいなしていたはずだ。けれどもヒラリー・クリントンはトランプに付きあってしまった。そこの違いだ。あの罵りあいに失望して、投票することに嫌気をさして棄権したニンゲンも多かろう。
今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸が続く限り、僕は君の傍にいる。