KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

乗り物画報【昭和42年】

 先日研修で高田馬場に行ってきたので、帰りに寄り道をして、中野ブロードウェイに。中野駅の駅前もだいぶ整備がされていたが、サンロードはあいかわらずの活気にみちていた。

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 もちろんその先にある中野ブロードウェイもいつもどおり。まんだらけにいって、本を買ってきた。昭和42年、小学館発行の「乗り物画報」という子どもむけの絵本である。

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 まだ東海道新幹線が開通して3年ぐらいのとき。うしろで0系が走っている。ときは高度経済成長期のまっただ中だ。子どもたちの夢をのせて、バスはひた走る。バスガイドさんも「東京のバスガール」を歌う。発車オーライ!明るく明るく走るのよ!

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 ”こくてつのでんしゃ”は左から、まあるい緑の山手線・まんなか通るは中央線・そして京浜東北線総武線だ。東海道線は本日お休み。中央線とキャラがかぶるという事情があるのかもしれない。

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 ”乗り物画報”だから、もちろん自動車も載っている。ジャガーではなく”じゃがぁ”、ルノーではなく”るのう”であった。右下にモスクビッチがあるというのが、時代を感じさせる。

 今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸が続く限り、僕は君の傍にいる。