KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

誰が言ったか知らないが言われてみれば確かに聞こえる【空耳アワー】

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 みなさんはご存じであろうか。テレビ朝日系列で放送されている「タモリ俱楽部」は今年で放送35周年となるのを。1982年放送開始というから、僕が10歳のころからということになる。

 

 この番組のミニコーナーに「空耳アワー」というのがある。視聴者の「日本語以外で歌われているが、あたかも日本語のように聞こえる歌詞(空耳)」の投稿をもとに、制作サイドでつけたイメージ映像を交えて紹介するという内容になっている。

 

 僕はこのコーナーが大好きなのだ。もはや人生における一服の清涼剤をこえて、麻薬といってもいいぐらいだ。低予算だからこその、クリエイターの創意工夫のワザには頭が下がる。

 

 どの作品がいちばん好きかと聞かれると、返答に困るのだが、ひとつあげるとしたならこれだろうか。この曲を見つけた投稿者もすごいし、小技(ポケットに忍ばせた病院の紙袋)を加えながらも破壊力のある映像を作り上げたスタッフもまたすごい。

 

 

 それはジャンバーも獲得するであろう。投稿者よ。なにゆえこのようなイタリアの歌など聴いていたのか。みつけた瞬間ガッツポーズだったにちがいない。まさか”清らかな女神”などという曲にこのようなワードが隠されているだなんて思いもよらなかったであろう。

 

 しかも投稿者は女性だし。どのような面持ちでハガキに(空耳アワーの投稿はハガキ限定)”イボ痔”というコトバを書いたのかが気になる。地味におどろきなのが投稿者の住んでいるところだ。青森にも盛岡市ってあるのか。

 

 今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸が続く限り、僕は君の傍にいる。