KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

かわいそうなカール【刑事犬カール】

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 子どものころ好きだったドラマのひとつが「刑事犬カール」であった。この作品は昭和52年9月から53年の6月まで、月曜の19:30にやっていた「ブラザー劇場」のドラマである。

 

  タブレット純さんのラジオ番組「音楽の黄金時代」で、先日お亡くなりになった平尾昌晃先生の特集をやっていて、刑事犬カールの主題歌「走れ風のように」か、コメットさんの主題歌「きらきら星をあげる」のどちらかは流れるだろうと予想していた。

 

 結果「きらきら星をあげる」の方が流れたのだが、そうなると今度は無性に「走れ風のように」の方も聞きたくなってくる。歌は主演をつとめた木之内みどりさん。現・竹中直人夫人である。

 

 

 そうそう。刑事犬カールは”Ⅱ”もあったのだ。こちらは1981年制作で、ⅠもⅡもクラッフォー・オブ・ツカサドール号が演じている。その他にも妹・弟・いとこがいて、そのときどきによって使い分けていたそうだ。

 

 

 しかもそれだけではなく、コメットさん(1978~79年)にも出ていたのだ。何年もニンゲンの都合のいいように演技をさせられて大変だったろうに。おかげで”Ⅱ”が終わってすぐに、カールは死んでしまった。

 

 後年CS放送で再放送された刑事犬カールを録画して持っているのだが、大人になったいまそれらを観ていると、ほんとうにカールは健気に頑張っていて、つい涙目になってしまうのであった。

 

 今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸が続く限り、僕は君の傍にいる。