KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

”指スマ”のかけ声について

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 「指スマ」というのは、複数人で行われるゲームの一つで、参加者が自身の手のひらを向かい合わせにして握りこんだ状態から、掛け声に合わせて一斉に親指を立てた数を「親」が当てるというものである。

 

 

 このゲームじたいは、「指スマ」という名前が定着する以前からあった。ただ明確な名前がなかったのだ。それを「SMAP×SMAP」で5人がやりはじめて「指スマ」という名前がついたのだった。

 

 それまでは名前でというよりは、手の動きでみせて、やろうぜ的なことをいえば、みんながそれに同調してやりはじめるのが常であった。こんかいなぜに僕はこのようなことを書いているのか。

 

 先日、職場の飲み会で、この”指スマ”をやろうということになったのだが、どうも神奈川の20代と、千葉の40代ではかけ声が微妙にちがうのである。僕のなかで指スマのかけ声といったら、

 

「いっせーの”数字”」

 

であった。だが彼ら彼女らのばあいは、

 

「いっせーのーでー”数字”」

 

なのだ。大した違いにはみえないが、いがいとちがう。指を立てるタイミングがとりずらいのだ。たった

”で”

だけのちがいなのに。こうして僕は惨敗を喫した。異郷の地で「指スマ」をやるのは難しい。

 

 今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸が続く限り、僕は君の傍にいる。