KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

テレビのない家族【TVスクランブル】

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 『久米宏TVスクランブル』は、1982年から1985年まで、20時から日本テレビ系列で放送されていた、生放送の情報バラエティで、当時好きで毎週観ていた番組である。

 

 

 

 毎週とはいっても、この頃は後楽園球場の巨人戦ナイターがあると、かならずそちらが放送されてしまい休みになるのが常であった。いまとなっては信じられない話であるが。

 

 TVスクランブルにはいろいろなコーナーがあったのだが、そのなかのひとつに「テレビのない家族」というのがあった。小さい子どものいる家族のテレビを撤去しその様子をレポートするというものだった。

 

 いまじゃそんなのを放送しようものなら、スポンサーとのかねあいで問題になりそうだが。皮肉にもテレビって無きゃ無いで大丈夫なもので、それで番組もヤケになったのか、撤去したテレビを視聴者プレゼントしてしまうという暴挙に出るほどであった。

 

 当時はいまよりテレビが強い影響力のあった時代であったが、お父さんと息子が将棋をやり出したりして、テレビが無きゃ無いで家族の新しいコミュニケーションが見つかったりするのである。それをみている大のテレビ好きなガキ(僕)であった。

 

 今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸が続く限り、僕は君の傍にいる。