KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

世界は二人のために

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 いつものようにラジオを聴いていたら、この曲が流れてきたんだ。「世界は二人のために」は、佐良直美さんのデビュー曲であり、昭和42年のレコード大賞新人賞受賞曲でもある。

 

 

 昭和48年は109万組のカップルが結婚式をあげたんだね。ちなみにこの年の1月に僕は生まれたんだ。どうでもいいかそれは。とにかく名曲だよ。子どもからお年寄りまで、誰でも口ずさむことができる。かといって子どもに歌われちゃうと困るけど。

 

 いまの若い人はこの人を知らないだろうけど、そのむかしはレコード大賞を受賞したり、紅白歌合戦の司会をしたりと国民的といっていい歌手だったんだよ。子どもの僕でも知っていたし。

 

 それがある日、テレビのワイドショーで、ある女性タレントに同性愛関係にあったことを暴露されて、そのまま芸能界からフェードアウトしてしまったんだ。それまで積み上げていったものが、砂上の楼閣のように崩れてしまったのさ。

 

 もちろん彼女自身には実力があったけれども、芸能界の立ち位置そのものが基礎のない、壊れやすいという意味でね。ワイドショーの下品さは、いまもむかしも変わってはいないよ。そのワイドショーに群がり利用しようとする輩のえげつなさもね。

 

 今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸が続く限り、僕は君の傍にいる。