KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

センチュリーに乗って多賀竜がやってきた

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 もうあれだよ。相撲協会うんぬんの話はさ、ほっとけよって僕は思うね。マスコミが取り上げるものだからエスカレートしてしまっているのだよ。もはや本題からはみ出しているじゃない。

 

 でもやはり下世話な話が好きな人というのがいるのだろうね。テレビのワイドショーでは長々とこの話題をやっていたよ。それでね、偶然チャンネルを合わせたら、トヨタのセンチュリーが映っていたんだ。

 

 場所は江東区の貴乃花部屋でね。なにごとかと思ったら、相撲協会の人が降りてきたのさ。で、よくみたらその人が、元関脇・多賀竜の鏡山親方だったのね。ちょうど多賀竜が現役時代のころって僕も相撲好きでテレビでよく観ていたものでさ。

 

 多賀竜は蔵前国技館最後の優勝力士で、通好みの力士なのだけれども、それでいて顔に愛嬌があって、いい味出しているんだ。その多賀竜こと鏡山親方が仰々しくセンチュリーの後部座席から降りてくるから、なにしてるのかとおもって観ていたのね。

 

 そしたら貴乃花部屋の呼び鈴押してね、誰も出てこなかったものだから、封書をドアの郵便受けに入れて、またセンチュリーの後部座席に乗って帰っていったのね。子どものおつかいじゃないのだからさ。しかもセンチュリーに乗って。でもなんか微笑ましくなったわけ。

 

 こういう役が似合うのは、もうこの鏡山親方か、元大徹の湊川親方ぐらいだね。それぐらいここぞとばかりの登場だよ。やはりさお相撲さんっていうのは、とがっているよりかは丸い人のほうがいいね。

 

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 今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸が続く限り、僕は君の傍にいる。