KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

みなし児のバラード

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 子どものころ、アニメのタイガーマスクが大好きだったんだ。あのころは昭和40年代のアニメの再放送をよくやっていてね。その影響でマンガも読みだしてさ。あしたのジョーも好きだし、もう梶原一騎チルドレンなのだよ。

 

 タイガーマスクの本放送がはじまったのが昭和44年だから、そこから10年以上経っているわけさ。だからその当時なりの”いまでは考えられない”があるのね。たとえばジャイアント馬場アントニオ猪木が同じプロレス団体にいるとか。

 

 もう夢の世界だよね。プロレス好きな少年としてはさ。あのころのプロレス中継を体感してみたいなと思ったものだよ。夢の世界といえば、ちびっこハウスっていう孤児院もそうさ。孤児院ってみたことなかったもの。

 

 でも子ども心になんとなく、その世界観は伝わっていたんだよね。なぜかというと、「みなし児のバラード」というエンディングテーマがあったから。孤児がどれだけ孤独なのか、このエンディングテーマでわかった気がしたのさ。

 

 

 今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸が続く限り、僕は君の傍にいる。