KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

それでもこの張本勲のブレなさは貴重

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 【あらすじ】

張本勲の発言が、また物議を呼んでいるらしい。だが今回はハリーを全面的に擁護する。

 

 

 1枚の写真。王貞治がホームラン世界新記録を達成した場面を写したものだが、いくらチームメイトの大記録といえど、ここまで赤の他人の記録達成にたいして喜びを表現できたニンゲンを私はほかに知らない。

 

 おおげさか。とにもかくにも、ハリーこと張本勲の発言が、また物議を呼んでいるらしい。ハリーの炎上力はもはや、とどまるところをしらない。今回はなにを発言したのかというと、ことし大リーグに移籍した大谷翔平選手のことについてである。 

 

「ホームラン?まぐれなのか、アメリカのピッチャーのレベルが落ちたのか。まあ、両方だと思う」

 

 要は大谷選手が公式戦で3試合連続ホームランを打ったことにたいして、このようなコメントをTBSのサンデーモーニングにて発したのだが、私はこの発言そのとおりだとおもっている。

 

 ”まぐれ”も大谷選手ほどの素質があるからこそ、できるのである。並の素質しかなければ、このようなことはできない。まぐれとは現状の実力以上の力を引きだした結果そのものなのだ。

 

 この一連のハリーの大谷選手にたいする発言は、叱咤激励のようなものである。日本のプロ野球選手が大リーグに行くという行為じたいはいけ好かなくても、大谷選手個人を腐すつもりはないのだ。大リーグにたいする姿勢についてハリーにブレはない。

 

 むしろ今後、大谷選手が結果を出せなくなったときが問題なのだ。いまはベタ褒めしているような連中が、くるっと手のひらを反すなどというのは、もうあたりまえのようになっている。

 

 そっちのほうがむしろ罪深い。”プロだから当然?べつにあなたが大谷選手の給料を払っているわけではないだろう”というハナシだ。なに勝手に盛り上がって勝手に盛り下げているのか。そういう意味ではハリーのブレなさは貴重だ。

 

 今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸が続く限り、僕は君の傍にいる。