KOTOBASM

言葉を使うようになって、ヒトは”時”を作った。それまではただ目の前にやってくる”生”を生きるだけだったのに、言葉と時制を持ったがために、ヒトはやがてくる死というものに怯えるようになった。

YouTubeとユーチューバー(特にレぺゼン地球)の恐ろしさ

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 最近ではよくユーチューバーの動画に有名人が登場している。テレビとYouTubeというのは、ともにおなじ映像作品であるけれども、その性質はまったくといっていいほど違う。そこをまちがえるとテレビ発の有名人はケガをしかねない。

 

 ユーチューバーにレぺゼン地球という集団がいる。まだ5人とも20代前半という若さだが、若者を中心に大人気で、チャンネル登録者数も現在140万人を超えている。再生回数もかなりのものだ。

 

 そんな彼らが、どのようなツテなのか知らないが、あの格闘家ボブサップを連れてきた。サップは45歳のいまも格闘家として活動していて、ついこないだも元幕内力士の大砂嵐に勝利している。しかし呼ぶほうも呼ぶほうなら、来るほうも来るほうである。

 

 

 それだけYouTubeとテレビの垣根が、なくなってきているということなのだろう。よくぞそこに着眼したものだとレぺゼン地球をほめたたえたい。ただ彼らもテレビの”お約束”みたいなものは知らない。だからこそ面白いともいえるのだろうが。

 

 この動画を最後までみるとわかるが、サップがテレビではみせたこともない笑顔をみせるのである。いつもテレビでは目を見開いてすごんでいるのに、この動画では顔面をすぼめて笑っているのだ。

 

 テレビではまずみせるのは無理であろう。いままで作り上げたイメージが台無しであるからだ。裏の顔をみせるという方法論もあるが、それもサップには不要である。彼はテレビの画面においては”ニンゲン”である必要がないからだ。

 

 そう考えるとレぺゼン地球とYouTubeって恐ろしい。恐ろしいというのは大げさだけど。私なんかはこの笑顔が脳に焼きついてしまって。こないだの大砂嵐との試合をテレビでみている最中でさえ思い出したぐらいだ。

 

 今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸がつづくかぎり、僕は君のそばにいる。