KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

この顔とこの彼女とこの車があったら人生最強

 スカイライン昭和32年に初代が発売され、現在で13代目になる。ぜんぜん車は詳しくないのだが、子どものころ自動車の造形そのものが好きだったので、つねにトミカを持ち歩いていた。お気に入りは4代目、俗にいう”ケンメリ”であった。僕と同い年である。

 

 なにゆえケンメリなのかというと、当時のコマーシャルに出ていたふたりがケンさんとメリーさんであったからで、それだけこのコマーシャルが世間にインパクトを残したということであろう。

 もういま観ていても欲しくなる造形である。そりゃいまとなっては機能的ではないといわれてしまうであろうが、そういうものにたいする憧憬って、ニンゲンやはりあるとおもうのだ。

 それにしても、このケンさんのかっこよさよ。もう男性自身として持ち得るものを持ち切った感がある。それにくわえてこのような彼女がいて、このような車を持っていたら本当に最強だ。

 しかし現実はなかなかそうもいかず、40半ばにしてマイカーすら持てずにいる。まあ独り者であるし、安物でもオートバイを持っているのだから、贅沢はいわないけれども。せめてものプチ贅沢としてこれは持っている。せめて妄想だけでも虹のむこうへ。

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 今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸がつづくかぎり、僕は君のそばにいる。