民営化になる前、国鉄であった時代というのは、駅員も態度が横柄でどことなくなんだかんだいっても、俺らがいないとおまえらの生活なんて成り立たねーんだからなというような傲慢さみたいなものがあった。
それに加えての、自分らの権利を主張するためのストであったから、利用者にとっては面白くないのも当然である。なんにも得しないのだから。国鉄職員のストライキなどというものは。
慎み深くめったに怒りを表に出さない日本人だって、そりゃ暴動を起こすであろう。どんなに本数が少なくされようが、動いている限りは、会社に来なくてはならないのだから。そしてその暴動で、運行そのものが取りやめになってしまう。
これで仕事を大っぴらに休める!とおもったら、なかには物好きもいるのである。電車が通らないのをいいことに線路の上を歩いて会社に行くのだから。動画の4分35秒あたりに出てくるヒトなどは、こういうときに線路を歩くのが好きなのだときた。
そこらへんが働き者の日本人らしい。とりあえずは会社には行ってみてしまうのである。
今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸がつづくかぎり、僕は君のそばにいる。