さて先日無事に誕生した姪っ子ですが、名前が決まりました。
「さゆり」と命名されたそうです。うちの父、つまりこの子にとっての祖父は「名前のとおりにかわいくなるんだよー」などとFacebookでいっておりますが、私は”さゆり”とひらがなで書かれると、一字ちがいではありますが、あの方を思い出します。
だから笑ってしまうのですよ。いやでもですね、由紀さおりさんは「ドリフの大爆笑」でのコメディエンヌの印象も強いのですが、やはり歌手として超一流なわけです。
私はさおりさんの「手紙」という歌が大好きなのですが、ミィさんはリアルタイムでこの歌を聴いていたので、いっしょにカラオケにいくとよく歌ってくれたものでした。
歌い手のさゆりさんが最高なのはもちろん、曲やアレンジも、そして詞がとてもいいんですよ。その日本語の美しい表現はまったく色あせることがありません。年を経るにつけ普遍的なすばらしさが際立つのです。
またこの昭和45年のレコード大賞ね。高橋圭三さんのナレーション。
なにをみても二日酔いにみえるいまの世の中
由紀さおりの歌は、一杯の酔い覚ましの水のようにさわやかだ
この比喩表現もすばらしい。
いつの世も二日酔いにみえる世の中なのですよ実は。けれども姪っ子のさゆりちゃんには、そのような世の中にあってもたくましく育っていってほしいなと願うばかりです。
今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸がつづくかぎり、僕は君のそばにいる。