KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

みんななかよし


NHK教育テレビ「みんななかよし」についてちょっと語ってみた

 

 動画の再生数が伸びない。”恐怖の5秒間”のあまりのくだらなさのせいだろうか。

 

 「みんななかよし」の歴史は古く長い。1962年から1987年という25年の歴史を持っている。歌をソラで歌えるというヒトも多いのではないだろうか。僕もそのひとりである。内容はよくおぼえていないというのに。

 

 ただ僕の場合、小学生のころと住んでいたのは、千葉市の埋め立て地の集合団地だったので、「空き地」というのはあまりなかった。1962年ならば空き地もたくさんあったかもしれないが、1980年代にもなると空き地などというのは、もはや幻の域であった。

 

 ましてや知らない子もやってこなかった。いるのは顔見知りの団地の子だけ。いま思えばうちの団地は、一種のスラムだったのかもしれない。戦後にできた埋め立て地だったので、昔からの一軒家もなかった。

 

 そう考えると、特殊なところに住んでいたんだなと思い起こされる。もうあの当時住んでいた子で、いまも残っている子なんて、ほとんどいないんじゃないか。いまやお年寄りと外国人の住処になってしまった。

 

 今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸がつづくかぎり、僕は君のそばにいる。