この7月から8月にかけて、さまざまな人の訃報を目にした。作曲家の小林亜星さんもその1人で、また昭和の象徴のような人が1人というかんじである。亜星さんが亡くなってから、あるどこかで聞き覚えのあるCMソングを耳にした。
もとは昭和42年のCMである。そうだタイヤメーカーのブリヂストンのCMだ。そして作詞作曲は亜星さんだった。50数年前の歌が現代に甦ったのだ。この人は数多くのCMソングを作ってきた。
CMソングというのは、歌謡曲などとは違う普遍性のようなものが求められている。耳に残らなければいけない。それが売り言葉と合わさって、CMとして成り立つものなのだ。
そういう意味でこの「どこまでも行こう」というCMソングは優れている。売り言葉を邪魔しないでかつ、時間が経っても耳に残る。どんなに流行性があっても、人の耳に残らなければダメ。歌詞がもうタイヤという商品とピッタリなのだ。
これを30代半ばで作った亜星さんはすごいなあと改めて思われるのであった。
今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸が続く限り、僕は君の傍にいる。
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