Tsuneyoshi Kawasaki

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父の詫び状

 「父の詫び状」は脚本家の向田邦子さんが昭和53年に発表したエッセイ集である。わたくしごとであるが、ここのところというか、だいぶ前からメンタルの調子を悪くしていて、以前は頻繁に更新していたブログも放置するようになっていた。それでもこの頃、少し調子がよくなって、なかなかできないでいた読書もできるようになった。そしてつい最近読み終えたのが「父の詫び状」だった。

 本を読み終えると達成感がある。こういった小さな達成感の積み重ねが、ごきげんななめなメンタルにもいい影響を与えるのだと思われる。

 本、特にエッセイを読んでいるとなんだか、茶飲み話を聞いているような錯覚を感じるのだが、向田邦子さんは昭和4年うまれ。奇しくも私の祖母と同い年なのである。なのにうんうんと話に入っていけるのは、向田さんが普遍的な価値観の持ち主であり、それをわかりやすく説く表現力を持っているからだと思われる。

 この本を読んでいろいろ考えさせられたので、何回かに分けて、感想のようなものを述べたいとおもう。

 今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸が続く限り、僕は君のそばにいる。