KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

ぱるるもあなたがおもっているほど弱かない

一般人女性が島崎宛てに「ぱるるさん、いちいち人の意見に反応し過ぎてめんどくさいです」「ファンの子が必死に励まそうとしてて、かわいそう。自分は塩対応なのに人には求めるんだなって」「弱音は吐いてもいいと思うけど、場所を考えてほしい」などと、批判的なメッセージを連投した。
 すると、島崎はこれを引用返信する形で「ですね」と投稿。20万人近いフォロワーを擁する島崎だけに、女性のアカウントはたちまち大炎上。「ぱるるに謝れや」「ぱるるを傷付けるな」「人を不快にさせるあなたのツイートのほうが、イライラします」「ぱるるは今、病気で気持ちも弱ってるんだよ」と非難が殺到した。
 この騒動を受け、女性はアカウントを削除。島崎も炎上の元となった投稿を削除したが、女性のアカウントには本人らしき若い女性の自撮り写真が投稿されていたため、「ブスのくせに」などの罵詈雑言と共に、現在もネット上に拡散され続けている。

 http://news.livedoor.com/article/detail/10461860/


赤信号みんなで渡れば怖くないということなのかもしれないが、個人単位で歯止めはかけなきゃ。みんなが赤信号をわたっているからって、さらに危険な行動を冒すべきではない。自撮り写真を拡散するにんげんにこれは言っている。べつにじぶんに累が及ぶことはないとかそういう問題ではない。


みんなが怒っているのだから、これぐらいはやっていいだろうという考えは非常に危険である。歯止めがきかなくなって、必要以上の制裁をくわえてしまう結果になる。赤信号はみんなで渡っても危険なのである。ただじぶんが傷つくことが少ないというだけのことである。罪悪感がマヒしてしまうのだ。 


「ブスのくせに」と罵詈雑言を投げるにんげんというのは、どういう思考回路をもっているのだろう。相手がどういうダメージをうけるか、どこまでいけば取り返しのつかないギリギリのところまでいくか、実はたのしんでいるのではないだろうか。


それはうがった見方なのかもしれない。じつは純粋に正義感からやっているのかもしれないが。 か弱いぱるるを守んなきゃぐらいのかんじなのかも。それはそれで、みさかいを失う可能性があって、危険といえば危険な気もするのだが。


むかしは小生もアイドルにいれあげた時期もあったが、いまみたいなSNS全盛の時代ではなかったので、じぶんの好きなアイドルを批判されて悔しいという感覚がわからない。そのぶん島崎遥香というひとを客観的にみることができるわけだが。


すくなくともテレビでたまにみかける彼女は、年の割には大した度胸をしているし、底意地のわるさをかね備えている。Twitterの批判ごときでつぶれるようなタマではないのはたしかだ。批判ツイートに「ですね。」のひとことをつけくわえてリツイートしているのもおそらく計算なのではないだろうか。


最近は、芸能人のTwitterが仕事の一環である以上、大人な対応を取るべきという意見が強まっており、“素直な性格”といわれるぱるるは、Twitter向きのタイプとはいえない。


この発言をしている”ネットライター”というのも、どこをみているのだろうというかんじだ。島崎遥香は素直でよわい女の子ではない。年の割にしたたかでクレバーなにんげんである。まあまわりのファンが批判ツイートから守ってあげなくちゃいけないような子ではないな。


ってそれをいってしまうと、アイドルの根底をくつがえしかねないのだが。