KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

ガスタンク米田哲也の「脳みそ筋肉的発言」ベスト3

やはりどの世界においても、ナンバー2というのは、日の目を見ない。プロ野球歴代2位の350勝をあげた米田哲也もそうである。やはりおもに在阪のパ・リーグの球団、阪急ブレーブスに在籍していたというのも要因だろうか。


米田といえば、その驚異的なスタミナから”ガスタンク”の異名をとる。実働22年。19年連続二桁勝利。登板数949は日本プロ野球第1位。もはや超人だ。しかしその超人的な肉体ゆえに、ときたま雑誌などで、ものすごい発言をする。まさに脳みそまでが筋肉なのである。今日はそのうちの3つを紹介したい。


第3位

昔は肩が壊れれば辞めてやる、くらいの覚悟を持っていましたからね。今のプロ野球はピッチャーに限らず、球団が選手を甘やかしすぎ。選手は過保護に育てられているので、そんな覚悟を持てないんです。    僕らの時代には、キャンプでは1日350球を投げました。 


第2位

私にいわせれば、限界を見極めるぐらいの投げ込みをやれば、中継ぎや抑えなど不要です。全員が先発完投できます。
「リリーフピッチャーは年間50試合以上投げるから負担が違う」なんていう人がいる。僕なら1イニングでいいといわれれば143試合全部で投げてやりますよ。僕だけじゃなくて昔のローテーション投手なら誰でも投げられますって。


第1位

僕も大きな故障はなかったですね。入団直後、1度だけヒジを痛めましたが湿布で治りましたわ。 



まあとかく昔のプロ野球選手というのは、昔はすごかった。練習も相当した。たくさん試合で投げたなどとアピールするのだが、米田は群を抜いている。一歩先をいっているのだ。それなりの成績を残したのだから、重みはあるのは認める。


しかし同時代の投手で、稲尾和久尾崎行雄などは選手生命が短かった。かといって稲尾や尾崎が練習不足だったのかというとそういうわけはないわけで、やはり米田は体力的に特別だったのだ。