KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

もう沢口靖子のリッツパーティーが観られないのかと思うと

山崎製パンは12日、クラッカー「リッツ」やビスケット「オレオ」など洋菓子4製品の製造を8月末で終了すると発表した。子会社のヤマザキナビスコ(東京)が技術や商標の使用に関して米菓子大手モンデリーズ・インターナショナルと結んでいる契約が切れるためだ。在庫がなくなり次第、販売も終える。

山崎パン、「リッツ」の製造終了 モンデリーズ社が販売へ 

 それはそれでなんとなく寂しい。あのコマーシャルは、リッツをそんな食べ方しないって心の中でツッコミながら、それでもまあ沢口靖子みたいな浮世離れしたかんじのヒトがやっているなら仕方ないか、と納得しながら鑑賞するものであった。

 リッツはそのまま食べてお供に牛乳。これが一番安上がりにリッツをおいしく楽しめる食べ方であり、そこは譲れない。でも沢口靖子に”レッツ・リッツパーティー!”っていわれたらキャンキャンいいながらついていくな。なんだそれ。

 あともうひとつTVウォッチャーとして寂しいのが、もうチップスターのCMに”ナビスコ”って名詞が出てこないということか。チップスターは昭和51年発売で、小さいころからCMをやっていた。CMのさいごは”チップスターナビスコ♪”でいつも締めていたので、ナビスコという言葉が無くなるとおもうとやはり寂しい。

 しかしひとつ気になるのが、ライセンス契約終了後もヤマザキビスケットと会社名を変更し、リッツと類似した商品を販売するということだ。あまりスッキリとしない契約解除だったのだろうか。生産ラインを活用というのもあるのだろうが。

 やはりもう沢口靖子のリッツパーティーはもう二度と観られないのだろうか。