KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

カミさんの産後うつに対してダンナはどうすればいいのか



 由々しき事態だ。10人に1人が産後うつになっているという。その解決方法として、駒崎弘樹氏は男性の育児休暇取得を提言していた。いやこのヒトは事あるごとに男性の育児休暇取得を提言しているのだが。

  総論は賛成。ただそう簡単にことは進まないだろうなあという気がする。駒崎氏も言っていたが、職場の同僚男性が育児休暇を取ることに不愉快だと感じるヒトが5人に1人いるのだとか。上司になったらその数はさらに増えるだろう。

 それだけではない。 女性の中にも男性は外に出て働けというヒトがかなりの数いるはずなのだ。そういう中で子どもを持つ父親はどう立ち回っていけばいいのか。きっと産後うつになるヒトはそういう社会通念もあって夫に頼れないということもあるのではないか。

 結局のところは仕事より家族の命なのである。 家族を守ることに文句を言うニンゲンがいればいっしょに仕事をしなければいいのだ。暴論か。でも急展開は無理にしても、どこかで折り合いをつける努力はしないといけない。産後うつにカミさんがなるのだったら転職も視野に入れなければなるまい。

 本当は在宅勤務ができればいいのだが。週に1回だけであってもカミさんの負担は減るだろう。あとは無理に東京に住もうとしない。もしくは東京で働こうとしない。どちらかの実家に頼れそうなら同居するか近くに住む。そしてダンナさんは家の近くで働く。

 どうせ今の時代は終身雇用制が崩れてきているのだから、そういう多様な働き方への模索というのがあってもいい。家族が路頭に迷わなければいいのだから。最終的には。ちんけなプライドと言ったら悪いけど、そういうのが仕事をする上で邪魔するから家族にまで目がいかなくなる。