KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

城みちるです。一生懸命歌いました。よろしくお願いします。【城みちる】

NHK「第48回思い出のメロディ」より


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  「ちびまる子ちゃん」の山根くんも大好きな城みちる。なんで俺、思い出のメロディなんて観ていたんだろう。今回のコトバはあの伝説の番組「スター誕生」を模したコーナーでのひとこと。

画面で躍動する城みちるにもう釘づけだったさ。スタ誕出身だったんだね。実は俺、よくイルカに乗った少年をカラオケで唄うんだよね。もりあがるときはもりあがるけど、若いヒトはまあみんな顔がポカーンだよね。

 なんで中年のおっさんが「イルカに乗った少年」なんだよと、いっしょにいるヒトには思われているかもしれないね。でもしょうがないんだよ。君に会うためにやってきたのだから。

 だいたい元歌を歌う当人がもうすぐ還暦をむかえるというのに、歌っているのだもの。そもそも君はイルカに乗った少年以外のカレの歌を知っているかい?俺は知らないよ。何十年もこの一曲だけでメシを食っているなんてすごいことだよ。

 男性ソロアイドルで1曲のみで活動し、NHKの特番に出られてしまう歌手なんてたぶんこのヒトだけじゃないかな。城みちるのえらいところは、ちゃんとアイドル時代のイメージを守っているところだね。

 体型も維持しているし、おっさんへのなり方がゆるやかでさ。最近は老人ホームへの慰問とか地方営業とかで活躍しているらしいよ。しかしソロコンサートできるのか。そんなことはおかまいなしに、城みちるは今日も君に会うためやってくるのさ。

 今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸が続く限り、俺は君の傍にいる。