関口少年。スプーン曲げで一斉を風靡したユリゲラーをはじめとした超能力ブームの中登場した、当時11歳の超能力少年でね。カレはスプーン曲げだけでなく、テレパシーや千里眼を持つともいわれていたんだ。
超能力にかんしては、あるともないとも言えないな。あるというヒトを真っ向から否定するのもどうかと思うし、ないというのを証明するのも難しいしね。まあニンゲンには隠れた能力が存在するかもしれないねぐらいに思っている。
ただテレビに映される”超能力”というのは、その特性上しょせん演出だとも思っているんだ。超能力ブームのころのテレビなんて、”面白ければいい”がまかり通っていた時代だからね。
結局は関口少年もトリックが暴かれてしまって、大人になってからは大麻をやったり、無免許運転をしたりで逮捕されたけど、カレも当時のテレビ(マスコミ全般含めて)における犠牲者だよね。
はしごをかけて屋根に登らせておいて、外したとおもったら、大人がよってたかって攻撃するんだもの。テレビの歴史における大きな罪だと俺はおもうね。
今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸が続く限り、俺は君の傍にいる。