(テレビ東京「チマタの噺」6月29日放送分より)
武田鉄矢ってなんというかこう心の中に邪悪なものがうずまいているというイメージが俺の中にはあるんだよね。それでもやはり、話し方とその内容に関しては、面白いヒトだと思うわ。
武田鉄矢の世代、そして俺の世代ぐらいまでかな。思春期のころって、女の子にたいしてすごいドロドロとした変態性があったんじゃないかなと思うんだ。今の若いヒトは草食系なんていわれているけど、そのヒトたちとはなんかちがう。
なんとなく思うのは女の子の情報量のような気がする。いまはネットなんかでかんたんにおっぴろげな情報を得られるわけさ。俺の思春期のころなんて、いくつかの雑誌だけだったからね。
プレイボーイとかさ。ぜんぜんプレイしていないのにプレイボーイだぜまったく。それと昔はエロ本の自動販売機というのがあってさ。買わないんだよ。買えないよ金が無いから。暗闇のなか光るその自動販売機をみて悶々としているだけさ。
その延長線上で中学の頃はクラスメートの女の子を、悶々としたうるんだ眼で観ちゃうわけだ。ぜったいあのころの俺って変態だったよね。でもって高校は高校でクラスは男しかいない学校だったからよけい変態をこじらせちゃったわけ。今はどうだろう。
今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸が続く限り、俺は君の傍にいる。