前衛アングラ芸人・きぐるいツネちゃん(明智半平太)のブログ「昭和50年代少年のKOTOBASM」

団塊ジュニア世代とも、悲劇の世代ともいわれる昭和48年生まれが管理する、昭和ノスタルジーといまを語るblog。僕たちが生きてきた証のことば。それはイズムそのものである。(明智半平太)

キムタクが極度の負けず嫌いなのはみんな知っているだろう【木村拓哉と東京フレンドパークのエアホッケー】







 だからこそ木村拓哉というヒトは、ルールの枠内であれば、勝つための手段をえらばない。それを自己中心的というのならそうなのかもしれないが、それなりにリスクも負っているのである。

 カレは1月9日放送のTBS系「関口宏の東京フレンドパーク2017新春ドラマ大集合SP!!」に出演したのだが、その1コーナーであるエアホッケーに出場したのが、ことの発端である。

 

木村さん、松山さんペアがお笑いコンビ「ホンジャマカ」と対戦した時のこと。竹内、木村ペアが3対1で負けている場面から引き継いだ。5点先取で勝負が決まるため土壇場の状態だった。木村さんは円盤を受け取るとラケットで静止させ、それを移動可能な範囲で敵軍近くまで運び、強い一撃で一直線にゴールに叩き込んだ。ラリーは無くそれが3連続で成功した。松山さんは自軍のゴールを守っている、と言えば聞こえはいいが、円盤に触れることはなく、ただ立っているだけの状態。

(中略)

木村さんはまたラケットで円盤を押さえて相手陣地近くまで運びゴールを決めた。4連続ゴールで3対5の勝利となったのだが、敗れて呆然と立ち尽くしている「ホンジャマカ」の石塚英彦さんは、「何か変だぞこれ?」と言わんばかりに、納得がいっていない表情を浮かべていた。
ネット上では木村さんの傍若無人ともいえるワンマンプレーと、ゲーム内容が面白くなさ過ぎるといった批判が続出し、「SMAP解散の原因が分かったよ」といった書き込みが掲示板に溢れる事となった。

(引用) キムタクの「俺さま」エアホッケーに唖然 「これだからSMAPが解散するんだよ」 : J-CASTニュース

 
 ここでひとつ確認しておきたいのは、べつにここでキムタクがルール違反をしたわけではないのだ。ただ公的なルール違反かどうかという”ルール”以外に、エアルールというのは存在する。エアルールのエアとはそれこそ”空気を読む”の空気の”エア”だ。

 キムタクのようないわば大物の”負けず嫌いバカ”というのはとにかく純粋なので、エアルールというのが理解できない。ここはMC(今回でいえば関口宏)のさじ加減が重要となってくる。

 今回はなにが問題だったかというと、キムタクがゴールを決めたあと、関口宏がまたキムタクにパックを毎回渡してしまったことにある。通常ならゴールを決められたホンジャマカサイドに渡すべきなのだが。

 そうしたら負けず嫌いバカのキムタクは、相手陣地の近くまでパックを持っていって一発でゴールを決めようとするだろう。ここでもうひとつ確認しておきたいのだが、そんなことをして決めてもそれはカッコいいやり方ではない。

 そんなところがキムタクの背負ったリスクであり、方々からツッコまれる弱点でもある。特に今回のフレンドパークは勝敗というものに対してはどうでもいいというスタンスをとっていたので余計にツッコまれてしまった。

 だってそうであろう。もし勝敗について番組が真剣に考えていたら、ホンジャマカの二人に鳥の着ぐるみなんて着させていないだろうし。ただ石ちゃん(石塚英彦)は、本気で悔しかったんだろう。

 石ちゃんもああみえてかなりの負けず嫌いだ。いつもテレビでは笑顔でご飯を食べて「まいうー」とかいっているが。あの細い目の奥の光は物語っている。ああいうことをされたからには、着ぐるみ脱いでキムタクと本気の勝負をやりたかったのに違いない。

 ただニンゲン、とくにテレビというエンターテイメントな場所においては、真剣勝負というのはさせてもらえない。それぐらい”エア”ルールというのは重要で、それぞれヒトの性格などを加味し、うまく折り合いをつけないといけないものなのだ。

 今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸が続く限り、僕は君の傍にいる。