ことの発端は、2014年6月30日に為末さんがハフィントンポストのコラムで「サッカーの日本代表は責任を取るべきなのか」と問題提起したことだった。
自身のツイッターでもコラムを紹介して、多くの意見が寄せられた。
初めは「ぜひハフィントンポストにご意見をお寄せください」としていたが、
「赤の他人を責めるときは、せめて作法として具体的にどんな迷惑を自分や社会が被ったかを説明する必要があると思う」
など、次第に自らの考えを投稿するようになった。
「あなたの勝負が失敗した場合、私はあなたを責めてもいいのでしょうか?」
「期待はずれだとなぜ批判していいのだと思いますか?具体的なあなたの考える理由は何ですか」
とフォロワーたちに積極的に問いかけ、意見交換を始めた。
しかし7月1日、批判された方が選手の成長につながるという意見に、
「サッカーの日本代表が成長する事とあなたの人生はどう関係があるのでしょうか」
と返したあたりから険悪な雰囲気が漂い出した。
さらに「結果出してからいえぼけ」というツイートに、「言いにくい事ですが、人生の結果からいえばおそらくはほとんどの方の人生より今回の日本代表の選手達の方が、結果を出されているように思います」と語り、大反発を食らってしまった。
「赤の他人を責めるときは、せめて作法として具体的にどんな迷惑を自分や社会が被ったかを説明する必要があると思う」
至極当然の話である。
もう一つ私から言わせてもらえば、君に批判される前に選手は成長するために練習しているのだから余計なお世話だ。
素人の批判などクソの役にも立たないというのを、素人は自覚すべきだ。
それを踏まえた上で、素人にも言論の自由はあるし、批判するのは自由だと書いておく。
だが批判する自由には、それに対し批判される義務もあるというのを頭に入れておくべきである。
プロなんだから批判されて当然というのなら、そういうことを言う素人に考えの違う素人が批判するのも当然だ。
インターネットの空間という公共の場所であるプロを批判するのなら、そのプロを愛する素人などから意趣返しされるのは当然なのだと心得よ。
それが嫌なら回線を切れ。
結果の出し方なんて人それぞれであり分相応のやり方がある。
他人に「結果を出してからいえぼけ」と言う前に、ちゃんと自分は結果をどう出すのかちゃんと考えているか自問しろ。
素人と玄人を自分の都合のいいように使い分ける愚民体質の人間の発言は、公共の為にならない。
それじゃ失敬。
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