KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

牛丼380円が高いという感覚がわからない

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「ぎええええ・・・380円かよ」吉牛ファンが悲鳴 いきなり大幅値上げ発表の吉野家に明日はあるのか?

 牛丼チェーン大手「吉野家」が牛丼の値上げを発表した。並盛の300円が380円(26.6%値上げ)になることが分かるとネットでは「ぎええええいきなり380円かよ」「さすがにこれはやりすぎ」などといった悲鳴が上がり、「もう食べに行けない」といった発言も出た。

   値上げしなければならなくなったのは米国産の輸入牛肉の仕入れ値が昨年に比べ倍になったことが原因のようだが、吉野家ファンからはこうした急激な値上げで客数が減るのは必至であり、経営は大丈夫か?などといった心配の声まで挙がることになった。


べつにそれほど稼いでいるわけじゃないけど。
今までが安すぎたのだ。
あまりの安さに、ほんとうに大丈夫なのかぐらいに感じていた。
やりすぎなんていうひとは若い世代で、この値段になれすぎちゃったのではないだろうか。

というのも、むかしは吉野家の牛丼って並盛が380円だったからだ。
ちょっとしたごちそうだったよね。
まだ牛肉が輸入自由化されていない時代だったけど。
いまほど牛肉が食べられなかった時代のはなしだ。

そのころの吉野家のCMはいまだにおぼえている。
サラリーマンのパパがおみやげに牛丼を買ってくる。
それをみた小学生の息子がバットを素振りしながら、

「やったねパパ、あしたもホームランだ!」

って喜んでいたんだよ。
牛丼弁当もよろしく! 
もしかしたらあしたはあしたでバントしているかもしれないけど。
それでも牛丼には血沸き肉おどるなにかがあったんだよ。

牛丼を自分で作ってみようと考えるともっとわかるんじゃない?
ひとり分つくるのに、けっこう手間ひまかかるし材料費もかかる。
それにスタバのコーヒーはトールサイズ320円だよ。
それより安いんだから。

金は天下のまわりものとも言うでしょ。
値上げしたぶんはどっかで回ってくるから。
それにはみんなが、まあこういうもんかと割りきって、いままでどおりに食べるしかないんだよ。
自炊してもいいけどさ。

あしたもホームラン打とうぜ!