発言権のない子どもたちに根性論を押しつけるのはナンセンス

航空自衛隊の基地の近くにある小中学校にエアコンを設置するか否か、住民投票がおこなわれるそうです。
このニュースのなにが問題なのか考えてみました。
ひとつに、入間基地の自衛隊機の騒音の問題。
もうひとつに、「(震災と原発事故を受け)快適で便利な生活を見直すべきだ」と発言した問題があります。
 



 埼玉県所沢市航空自衛隊の基地周辺にある小中学校にエアコンを設置するかどうかの是非を問う住民投票が、8日、告示されました。
所沢市は、平成18年に航空自衛隊入間基地の自衛隊機の騒音のため、窓を閉めきる学校の暑さ対策として、市内の47の小中学校のうち、基地周辺の29校にエアコンを設置する方針を決めました。
しかし、4年前の市長選挙で当選した藤本正人市長が、震災と原発事故を受け、「快適で便利な生活を見直すべきだ」などとして計画を中止しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150208/k10015303171000.html
 

入間基地の自衛隊機の騒音の問題ですが、これは実際に体験してみないとわかりません。
私は藤沢市に住んでいるのですが、もうそれこそ厚木やら横須賀やらの飛行機が轟音をたてて飛んでいます。
仕事の夜勤明けで、日中寝ているときにこられると、ほんとうにびっくりします。
入間市の子どもさんだって、勉強のさまたげになるだろうし、ストレスもそうとうなものでしょう。

かといって現状、飛行機を飛ばすなというわけにもいきません。
だからこそ、どこかで妥協点を模索し、子どもたちが健全にそだち、勉強にはげめるように大人たちはしていかなければいけません。
そこでふたつめの問題なのですが。

「快適で便利な生活」を見直すってなんなのでしょう。
エアコンをつかうのってもはや、ふつうの生活のいちぶぶんでしょう?
それを前提にしないといけません。
言ってるおとながすずしいところで仕事して、子どもには根性でがまんしろというのはいかがなものでしょう。 

それにしても、じゃあ市長の意見が通ったらどうするの?というところがみえてきません。
窓を締めきったまま、暑いさなかで勉強するのか。
窓をあけて、轟音がひびくなかで、勉強するのか。
どちらにしろ、おとなのツケを子どもに払わせている感はぬぐえません。

はたして、住民投票の結果は、どうなるでしょう。
なんとなくですが、おおくのひとは棄権して、無関心をよそおうのかなという気がします。
それで市長の意見がそのまま通ってしまうのかなと。
それがいちばんいい責任のがれの方法でしょう。

でもそうとも言いきれないかもしれません。
わかっているひとはわかっています。
おとなのツケを子どもにまわせば、きっとそれはじぶんが老いたときにかえってきますから。
そういうふうにも考えています。