KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

京都橘大学の学生が「世界中の子どもの夢を繋ぐ」

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京都の学生さんが、あるプロジェクトのために世界一周をしているそうです。
そのプロジェクトとは、

”数々の国を渡り歩き、スケッチブックの裏に夢を書いてもらい翻訳し、それを持って他の国へ渡り歩き繋げていく ”



しかしこのプロジェクトが物議を醸している。
旅費だけでなく、カメラ機材代もカンパから成り立っており合計159万1970円が必要としている。一部は貯金も出しているようだが残りの80万円はカンパの協力をお願いしたいとしている。
旅費の内93万円が生活費となっており渡航費用は25万円となっている。
そんな費用の使い方に疑問思ったTwitterユーザーが「子供をダシにした売名&自己満企画のニオイがプンプン(;^_^A」「その費用を支援金にしたほうがいい」と投稿している。

大学生が「世界中の子どもの夢を繋ぐ」を名目に旅費とカメラ代80万円をネットからカンパしてもらい世界一周 
 そのカンパの募りかたが、いぜんにもこのブログの記事で紹介したこともある、クラウドファンディング(、不特定多数の人が通常インターネット経由で他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うこと)サイトを使って調達するという方法なのです。
これじたい、それほど問題だとは考えられません。

それこそ、変だったらカンパしなけりゃいいわけですから。
売名&自己満企画だといわれれば、そうかなという気もしますが。
小生も思うところありますよ。
世界一周旅行をしたいのなら、もう少し言い訳をうまく…やめておきましょう。 

なんでしょうか。
最初は彼女をかばおうと考えて、書くつもりだったのですが。
いや、かばおうって、なんか彼女がわるいことしてるみたいになっていました。 
もうすこし、子どもたちのためになるようなことを考えられなかったのかなって気がするのです。

スケッチブックの裏に夢を書いてもらうって、結局は芸術作品ではないかと疑問に思うわけです。
それこそ絵に描いた餅で、子どもたちは絵に描いた餅は食べられません。
けっきょく終わって残るのは、集めたひとにたいする称賛だけでしょう。
もしそれがねらいだとしたら、「なんだおまえ?」 って感じになります。

べつに93万円が生活費だっていいのですよ。
そんな若いおんなの子に、安宿に泊まれなどとは言いません。
ただ、世界中の子どもたちの夢をあつめて、その後日本にかえってどうするかというのを示すべきなのではないでしょうか。

そうすればもう少し印象も違ってくるような気がします。
経費にカメラ代を入れてしまうところをみると、おそらく世間しらずで純粋なひとなのかもしれません。
ほんとうに、もうすこしうまくやれないかなあって、感じてしまうのです。
ことの顛末がどうなるか、見守りたいとおもいます。

クラウドファンディングサービス『CAMPFIRE』で経過をみる