KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

まだアメブロで消耗してるの?

サイバーエージェントが運営するバイラルメディア「Spotlight」で、ライターが一般ブロガーの写真を盗用して記事を執筆・掲載した上で、ブロガーからの抗議に対し「盗用とは言えない」などと弁明していたことが分かった。同社はブロガーから指摘を受け、該当の写真を削除。「ライターに対して、著作権などルールを順守した記事執筆を行うよう啓発を徹底する」としている。

 サイバーエージェントのバイラルメディア「Spotlight」に写真盗用記事 著作者の抗議にライター「傷ついた」と“逆ギレ”


そして問題の「Spotlight」のライターのコメントがこちら。


今回、こちらのブログから画像を使わせて頂いた理由として、spotlightと同じサイバーエージェントの運営しているアメーバブログであるから使わせ て頂いても大丈夫であろうと思っておりました。(中略)一般の方が撮影された写真ではないだろう、どこかから持ってきた画像だろう と勝手に思い込んでいた部分もあります。

これはアドバイスですが、こちらのブログに掲載されているお写真はどれも素敵ですので、今後わたしのように、他のライター等が引用する可能性があります。 ですが、それはきっと気分の良くないことなのでしょうから、ブログの目立つ部分に引用を禁止する旨を記載すると良いかと思います。


まず驚いたのが、アメーバブログのブロガーの書いたものは、運営会社のサーバーエージェントが自由に使ってOKというところです。こういったポリシーというのは、ブロガーのほうはどうしても見落としがちになってしまうものなのですが。


そもそも、どこかから持ってきた画像を俺らは転用しても許されると考えているところがすでにアウトというかんじもしないでもないですが。だったらなおさらもっと引用とか盗用とか以前に、慎重になりなさいという話なのであります。


まあしかし、こうやって開きなおってアドバイスしてしまうところに、サイバーエージェントという会社の、一般ブロガーに対する見下し加減がみてとれるのです。おそらく無料で使わせてやっているのだから、文句はいうなということなのでしょう。


それをこじらせた結果が、一般ブロガーのブログにおける広告の異常なまでの強制的な表示方法にあらわれているのだとかんがえます。ブログのデザイン性なんてアウトオブ眼中ですから。一般ブロガーは単なる養分なのです、この会社にとっては。


それは一般ブロガー個人で、Google AdSenseなどのような広告配信サービスを設置してはいけないとか、独自ドメインを使うことは許されないとかにあらわれているのです。だからアメーバブログで書いているひとはもう少しかんがえたほうがいいのではないかなとおもいます。


さいごに問題の「Spotlight」の運営者のことばを引用して終わります。


これがバイラルメディアが最もバッシングを受けやすい理由だと思うのですが、確かに今日本にあるバイラルメディアは良質なコンテンツに一斉に集(たか)る傾向がありますし、パクリに近いような記事を見ることも多いです。この点に関しては僕自身も好意的に感じておらず、Spotlightのメディア運営にはその気持ちを反映させているつもりです。

ただし、例えばメディアAがある動画を紹介した記事を書いて10万シェアを獲得した後に、それを見たメディアBが同じ動画を記事にして5万シェアを獲得したとしましょう。この時、メディアBは必ずしも悪と言えるのでしょうか?メディアBが5万シェアを獲得できたのは、おそらくメディアAとは違うユーザー層にアプローチすることができたからです。メディアBが存在していなければ、その動画を知ることができかった人がたくさんいたはずです。ですので、一概にパクリだから存在意義がないのかと言われると、必ずしもそうではないというのが僕の見解です。(パクられてバズってしまうと悔しいことこの上ないですが…)

バイラルメディアはゴミじゃねぇんだよ 


ゴミというよりも、発想そのものがゴミにたかるハエです。