KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

サンデーモーニング張本勲問題をかんがえる




近年、野球評論家の張本勲氏のサンデーモーニングにおける発言が、よく物議を醸している。やはり日本プロ野球にたいするおもいが強いのであろうか。その反動みたいなものが、アメリカ大リーグや他スポーツにたいする発言にあらわれている。


しかし、張本も高校を卒業してプロ野球ひとすじにやってきた男なので、どうも頭でっかちなようだ。そして大沢啓示という大御所が亡くなってからは、サンデーモーニングにおけるお目付け役がいなくなってしまった。いまや張本より先輩のプロ野球解説者も少なくなってしまった。金田正一だとよけい収拾つかなくなりそうだし。


なのでこうなったら、現役時代は名選手だったけれども、その後はわけあって球界にはのこらず、社会に出て苦労して生きてきたひとをサンデーモーニングに出したらどうかとかんがえるのだ。球界にいないのならば、上下関係気にせずに、社会人ならではの意見が聞けそうだし。


たとえば王に通算756号を打たれた元ヤクルトの鈴木康二朗とか。この人は現役引退後、故郷の茨城に帰って、アマチュア野球界に行き、そのかたわら会社員として何回も転職くりかえしながら定年をむかえている。


それか元オリックスのデカこと高橋智とか。いまはエレベーターの会社に勤めながら子どもに野球教えているんだけど。体格だけでも張本以上。ふたりとも出てくれるかはわからないけど。というか、なつかしい選手を出したかっただけだろという。


けっきょく結論として、大沢親分は偉大だったということか。なんの解決にもなってなくてもうしわけない。