小生が高校時代をすごした千葉県山武市。高校へ通うのに、いつも成東駅を利用していた。こないだ実家に帰ったので撮影。いつもこの礎を目にして、学校へ通っていた。終戦は目の前だったというのに、非業の死を遂げた人たちの礎の碑。
千葉というところは、軍都といわれたところだけあって、基地も多い。したがって鉄道もおのずと軍のために使われることになる。終戦間際は空襲も多くなる。執拗なまでの激しい攻撃だったそうで、そのなかでおこった悲劇だ。
殉職した方のなかには14歳の駅職員や、若い女性職員など未成年の職員も9人いた。こうしてみると、すでに勝ち目は失せたというのに、本土決戦だとかいって、戦争を止めさせなかった権力者や高級軍人は馬鹿野郎としかいいようがない。亡くなった将兵の方々の立派さをおもうと余計にそうおもう。
駅のまわりはあいかわらずなにもない。駅前にコンビニエンスストアがないというところもめずらしいのではないだろうか。ちょっといったところにある国道沿いにはドン・キホーテやショッピングモールなんてできていて、それなりに栄えているのだが。いやでも駅前はこのまんまでいいのかも。
明智半平太(@hanpeita_akechi)