そういう時代が小生にもあった。子どものころの時分は、まだ「奥様は魔女」みたいなアメリカのホームドラマが再放送されていた。団地住まいの少年にとっては、そこに映るリビングや台所に子ども部屋が高級にみえたのだ。
そしてそういうアメリカのホームドラマに登場する子どもが、じぶんよりも格が上にみえた。だから食べ物やおもちゃなどのパッケージに白人の子がいるだけで、なにか高級なもののように感じたのだった。 その代表格がグリコのアイス「Sky」であった。
値段は60円だし、厳密にいうと「アイスクリーム」ではなく「ラクトアイス」なのだけれども。ただ白人の子どもがでーんとでているだけで、なにやら高級なものであると勘違いしてしまうのである。ちなみにこの白人の子どもはこちらにも登場する。
ジャイアントコーンだ。顔のむきがちがうだけ。 むかしはバニラあずき味なんていうのもあったのだ。いまあったら食べてみたい。