KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

いつの世もエリートは異端者を迫害する。

Twitterにある投稿をしたエリート高校生の誤算とは。

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エリートという人種は、キリストであったりガリレオ・ガリレイであったり、とにかく異端者を迫害する。
時には巧妙に大衆を煽り、己の力を誇示するのだ。
今回の事件は、大阪の進学校の生徒がセーラー服を着たおじさんを弄んだあげくに警察に通報したというもの。
最初、私は鈴木清順監督いきなり何をやっているのだと思ったのだが、違った。

Twitterに投稿した高校生は自信満々だったに違いない。
異端者を警察権力に突き出す事によって、大衆(ここではネット民)に爆笑と賞賛を以て迎えられるであろうと。
警察官に尋問されているおじさんと高校生の写真の構図なんて絶妙である。
しかし何かが足りなかった。
逆に攻撃を受ける事になる。
そりゃそうだ。
おじさん何も悪い事していないもの。
なのに自慢気に親指立てられても見ている方は腹立つわ。
つまりは通報する正当性の構築をしなかったのが失敗だった。
結局私は何を言いたいのか。



ざまあみろ。
以上。
まあ、学校に通報されても大して痛くも痒くも無いだろうし、だからってもっと痛い目に遭わせるべきだとも思わないが。
ただおじさんがこれからも健康で、またセーラー服着てくれればそれでいいのだ。
おじさんもこんなの屁でも無いだろうし、そうでなければこんなパフォーマンスなんて出来ないだろう。
自由な表現活動をするという事は迫害との戦いでもあるし、迫害があるからこそ出来る良質な物だってあるはずだ。

しかし、ブログやツイッターで何か問題起こして炎上すると、なぜみんなアカウントを消すのだろう。
なにか間違いを起こしたら、謝罪して騒動が収まるのを待てばいいのに。
それまで積み上げてきた記録が非常にもったいない。



以上、この発言は私個人の見解です。

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(2006/10/20)
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