KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

R-1ぐらんぷりに関する考察



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とりあえず決勝進出者を並べてみる


(出番順)
レイザーラモンRG(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京) キャラ勝負
ヒューマン中村(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪) ネタ勝負
TAIGA(オスカープロモーション) キャラ勝負
スギちゃん(サンミュージックプロダクション) キャラ勝負

小森園ひろし(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪) ネタ勝負
ミヤシタガク(フリー) ネタ勝負
やまもとまさみ(佐藤企画) ネタ勝負
中山女子短期大学(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪) ネタ勝負

バイク川崎バイク(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪) キャラ勝負
馬と魚(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 大阪) ネタ勝負
おぐ(SMA) ネタ勝負
じゅんいちダビッドソン(アミーパーク) キャラ勝負


出演者を並べてながめてみる。
年齢層が結構高めというのと女性がいないということで、まるでこないだの都知事選みたいだ。
それと今回は”コンビの片割れ”がおぐさんだけだった。
ちなみにキャラ勝負というのはその人のキャラを前面に出して笑わせるタイプで、ネタ勝負というのは作り込まれたネタで笑わせるタイプという意味。
あくまで自分なりの仕分けである。


簡単にネタの感想

RGさんは、プロレスのリングに上がった経験もあり、見せ方に長けていた。
トップバッターを買って出るなど、番組そのものを盛り上げる手法がこの人はすごい。
ネタはとにかく勢いで押しまくって会場の空気を自分のものにしていった。

ヒューマンさんはフリップネタ。
フリップはあくまでネタ振りで、それに対する言葉遊びを体で表現。
さすがにただのフリップネタはやらなかった。

TAIGAさんはマイクと音楽の音量のバランスが悪かったのが惜しかった気がする。
それでも観客を一つにさせる技は大したものだと思う。

スギちゃんは計算なのかハプニングなのかわからない。
わからないと思わせるのはやはり腕なのだろう。

小森園さんは、ノスタルジックさをおぼえる正統派のコント。
寸胴のスープを結局こぼすというオチを数パターン。
最後のパターンがはちゃめちゃなのがまた懐かしい。
個人的にこういうの好きだ。

ミヤシタさんのネタが一番私好みだった。
計算された不条理なコント。
駅員が電車に乗ってかけこみ乗車した客を家まで追っかけてくる。
何を考えているのかわからない顔つきなのがポイント。

やまもとさんはネタ勝負と書いたが、コント中に醸し出されるクネクネ感が不思議な人。
ネタを見させるがためにあまり個人のキャラは押し出さないのだが、クネクネ感が笑いを誘う。

中山女子短期大学さん本人は自分が一番出場者の中で変な人みたいなことを言っていたが、ネタはそれを凌駕するインパクトがあった。歌いながら紙芝居をするのだが、不条理なストーリーのようでオチがベタにビシッと決まった。
きたろうさんみたいな感じだがまだ若いらしい。

バイク川崎バイクさんは、やってることは下らないが、ああ見えてかなり間とテンポの使い方が秀逸。

馬と魚さんは誰かが最初のネタはマキタスポーツさんのパクりと言っていたが、もし歌手がこんな感じのことを歌ったら的なネタは清水ミチコさんもやっているし、こういうネタがスタンダードの一つになってもいいはずだ。
優勝決定戦でもこのネタの違うバージョンをやっておけばよかったのに。

おぐさんは、自分がボケて”天の声”がツッコミするという通常とは逆のパターン。
自分のハゲを存分に生かしたネタ。
オチもハートウォーミングな感じできれいに決まった。

じゅんいちダビッドソンさんは、サッカーの本田に似ていたのが功を奏した。
ネタそのものはシブいのでいいバランス感。


一応簡単にまとめてみた。
番組観ていない人には何のこっちゃかわからんで申し訳ない。

それじゃ失敬。