KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

人の命はお金より軽い



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記者会見を開き、集団的自衛権行使など安全保障上の課題について「政府の基本的方向性」を表明した安倍首相。
ご丁寧にフリップも用意して、ことのほか国民の生命を守ると強調していた。
北朝鮮の脅威を殊更に強調していたが、きっと言ってる本人は北朝鮮のことなんか脅威に思っていないはずだ。
脅威に思っていたら、名指しなんてしない。
今の時代の脅威は宗教テロである。
だからイスラム教徒のテロから国民の命を守ると言えばいいのだが、それはシャレにならないから、現状本気で襲ってくるわけがない北朝鮮の名前を出しているだけである。

だいたい人の命なんて、いまどきの人はそんなに重く受け止めてはいないと私は思っている。
10年前、イラクで青年が殺害されたときに、自己責任だ、当然だと多くの人間が言っていた。
無抵抗で丸腰の人間を殺していい理屈なんてどこにもないはずなのに。
それどころか、面白半分に殺害される動画をメールで回したり、どっかのバンドがライブでその映像を流したりした。
こういう人間は、見知らぬ人間の命を助けるのと、自分の給料が今後月2万増えるのとどっちを選ぶか問われたらきっと給料が上がる方を選ぶだろう。
それぐらい命なんて軽い。
だからこそ一国の首相も軽々しく方便に使うのだ。

もうこんな「命は地球より重い」的なきれいごとを言うの止めようみんな。
そんなに良識ある人間に思われたいのかい?

そういえば、福島行ったら被爆して鼻血出たなんてどっかのマンガに書いてあったね。
それによって不利益を被って、あげくの果てに自殺した人が出ても、反原発運動のため、マンガの売り上げのためなら許されるんだよね?

命なんて軽い。


それじゃ失敬。


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