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頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

お星さまになったツガルさん



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世界最高齢ラクダのツガルさん大往生 人間なら120歳@朝日新聞デジタル

野毛山動物園は、横浜市西区の小高い丘の上にある。
横浜市の動物園といえば、ズーラシアが有名で、野毛山動物園は日陰の存在だ。
しかし野毛山動物園ズーラシアにはないいいところがある。
入園無料なのだ。
そんな野毛山動物園には、片方の前足を失ったジャガーがいる。
そして、人間でいえば120歳というフタコブラクダのツガルさんがいた。
そういうなにか華やかではない、入園無料ならではの動物園である。
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先日、ツガルさんが大往生を遂げた。
ツガルさんは私が初めて会ったときにはすでに寝たきりであった。
それでも私が行くといつもその大きな体を横たえて迎えてくれた。

「あらあら、こんなかっこですいませんねー」

「まあゆっくりしていきなさいねー」

そんなふうに言っているようだった。
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そんなツガルさんの前では誰もが平等だった。
お金があっても無くても、幸せそうな家族やカップルでもそうでなくても、もちろんひとりぼっちでも。

ツガルさんはなぜこんな東の果ての島国にいたのだろう。
檻の中で長生きするのがはたして幸せだったのか。
実は本来ラクダがいるべき砂漠で生きるべきではないのか。
長生きしたからどうだっていうのか。
そんな人間のご託などおかまいなしにツガルさんは今日まで生き続けてきた。
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そしてみんなそんなツガルさんに元気をもらい感謝した。
ツガルさん本当にありがとう。



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