KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

サイゾーさん体制の裏をかいた結果がこれ?

ものまねメイクで知られるざわちんが、4月に歌手活動を開始することが27日、分かった。「Zawachin」名義で4月に1stシングルを発売するそうだ。
 以前よりざわちんはテレビなどで歌手活動への意欲を示していたが、その願いが叶った格好である。だが、当然ではあるが世間の声は厳しいもので……。 「ネット上には『誰が買うの?』『ぽかーん』『なんだかかわいそう』と辛らつな反応ばかり。ものまねの需要もいいかげんなくなってきた中での苦肉の策、暴走という認識が99%です。どんな曲なのか……」(芸能記者)

すでに“土下座”確定!? 歌手デビュー決定・ざわちんの「ネタ切れ」暴走に有吉もア然 

 「マスコミの裏を読む! 体制の裏をかく!」
これはウェブマガジン日刊サイゾーのキャッチフレーズだが、この手の記事を読むと単にネット回線を使って弱い者イジメをしているようにしかみえない。 
 
  そもそも芸能記者とは誰なのか。記者の割には取材して得たような情報は無い様だが。ネットで拾ってきた”世間の声”なんてパソコンの前にいる、もしくはスマホをながめているニンゲンにとってはたして有益なのか。せめてその意見が書いてあるブログなり掲示板なりリンクすればいいのに。99%の根拠は?数字で現すぐらいならばきっとあるのだろう。

 この記事を書いたライターもぜひこの芸能記者とどういう関係で、どういった経緯で話を聞くことになったのか、読んでいるわれわれに教えてもらえないだろうか。 ”芸能記者が言ったのだからこれ重要ですよ”みたいなことを訴えられてもってかんじだ。

 記事全体としてこっちの意見が多数派だアピールが強い。だからかえって嘲笑するような書き方そのものが、弱い者イジメに見える。芸能人なのだからしょうがないという免罪符があるのだろう。 だがこの手の文章を書いて報酬をもらっている以上、その免罪符ははたして有効なのかも問われるのだ。