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昭和50年代少年のKOTOBASM

団塊ジュニア世代とも、悲劇の世代ともいわれる昭和48年生まれが管理する、昭和ノスタルジーといまを語るblog。僕たちが生きてきた証のことば。それはイズムそのものである。(明智半平太)

【巷の噺】なるとの悲哀







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 実はこの番組、初見どころかその存在を知らなかった。鶴瓶師匠がテレビ東京でレギュラー番組を持つこと自体貴重。かなりの長いあいだ出入り禁止になっていたのだから。それこそテレビ東京が東京12チャンネルだったころから。

 番組のコンセプトは”街中の様々な何気のない日常会話の中にある心温まるエピソードや意外な話などをベースに、VTRを製作し、それを見ながら、鶴瓶とゲストの著名人が自由気ままにフリートークを展開する”というもの。ゲストに三宅裕司が出ていたのでつい観てしまった。

 話の中で、三宅さんが小さいころからよく食べていたという東京ラーメンが出てくる。その東京ラーメンに必ず入っていた”なると”は今どうなっているのか。結論から言うと、むかしに比べるとその生産量は減っている。

 むかしながらの東京ラーメンが減っているというのもあるが、ラーメン以外に使い道が見つからないという問題もある。そういった中で、ある中学生の男の子が興味深い話をしていた。その子はなるとの生産量1位を誇る静岡県焼津市の子である。

 その子がいうには、なるとはおでんに入っていて、必ず食べるのだとか。食感がいいらしい。これは初耳だった。僕にとってのちくわぶみたいな存在かもしれない。おでんのちくわぶというのは東京ローカルのものであるので、ちくわぶの入っていないおでんを邪道とまではいわない。けれども関西とかのニンゲンからあんなものはおでんにいらないといわれると腹が立つ。ちくわぶは僕にとってそういう存在である。

 そうか。なるとはおでんにも入っているのか。その男の子が、おでんのなるとについてマジメに語っていたのでつい聞き入ってしまった。

 あとなるとは親子丼にも合う。あのピンクと白は、黄色一色になりがちな親子丼に彩りをあたえる。ということは、玉子丼でもOKなはずだ。鶏肉が無いという悲哀を、あのピンクと白はきっと救ってくれるはずだ。

「巷の噺」公式(この回の放送も観られるよ)