どうして園児に野球教室? 元プロ野球選手・宮本慎也さんが始めた試み | THE PAGE 東京より
俺は子どものころ、団地に住んでいて、近所の子と一緒にゴムボールとプラスチックのバットを使って、三角ベースなんて遊びをやったものだよ。団地ということもあって、限られたスペースだったけど、工夫して”野球”というモノを遊んだのさ。
野球のルールを覚えたのは小学校1年生。そのころは学童保育に通っていてね。そこの先生に教えてもらったんだ。鼻水たらしたバカな子だったけど、なぜか覚えてしまったんだ。野球にハマったんだろうね。
最初にプロ野球でファンになったチームが、南海ホークス(現ソフトバンクホークス)でね。千葉に住んでいてなんで南海なんだろうって思うよね。ふつう巨人だろうって。
緑色のユニフォームがかっこよかったんだろうよ。それでもってドカベン香川が好きだったんだよ。だからさ。たまーに土日のデイゲームにテレビ中継があると、熱心に観ていたね。
かたや現代は少子化社会。みんなで集まって野球をやれるような時代ではなくなっているよね。これからは野球も、言葉は悪いけど、選ばれたニンゲンのスポーツになっていくとおもうよ。
野球のルールを理解でき、戦略をたてられ、それにそって体を動かせる。そういうことができる環境にある。道具をそろえる金があればなおいい。そういう子がやるスポーツになるんじゃないかな。
競技人口でサッカーに負けそうだから野球をdisっているヤツがいるけど、ホームラン級のバカとしかいいようがないね。じゃあアメリカンフットボールは野球よりもさらに競技人口が少ないけど、スポーツとして劣るのかい?違うだろうよ。
disっていれば、優越感をえられる脳みそというのも困ったもんだね。またそれに乗せられて逆にサッカーの悪口をいうのも愚の骨頂ってヤツさ。それで野球ファンとサッカーファンどっちがタチ悪いかなんて、鶏が先か卵が先かみたいなもんさ。
今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸が続く限り、俺は君の傍にいる。