ラーメンのチェーン店は数あれど、そのなかでも特異な展開をしているところがある。それが「ラーメンショップ」だ。幹線道路沿いによくみかけるあの赤い看板のお店である。
なにが特異であるのかというと、お店によって味がまったくちがうのである。統一されているのは、丼ぐらいだといっても過言ではないだろう。そのなかでも僕の住処の近くにあるラーメンショップ大庭店は独特だ。
なぜかトイレに入ると、とにかくトイレットペーパーとホルダーがたくさんあるのだ。これだけあると、なかには何年も前から存在し続ける”主”のようなトイレットペーパーなんかあるのかもしれない。
最初にトイレに入ってしまい、うわ!ヤバい店に来ちゃったかもと思ってラーメンを食べてみると、じつは意外に美味しいので、はじめて来たヒトはびっくりするであろう。味玉入りラーメン650円は味や麺の固さもお好みで選べる。油は少なめを薦める。
なにか変だ。なんなのだ”ケイン”というのは。なんということはない。”濃すぎ”である。「ケイン・コスギ」とかけているのである。それよりもドロドロってなんだ。はじめてみたぞラーメン店で麺の固さのこんな表示。
おそらく「ドロドロ・油だけ・コスギ」なんて食べた日には、きっと自分の顔が漫☆画太郎先生の絵のようになるにちがいない。それを僕に食べろなどというニンゲンがもしいたら、僕はそのニンゲンをきっと殺し屋と呼ぶであろう。
今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸が続く限り、僕は君の傍にいる。