前回の続き。ヤマザキナビスコのライセンス契約について、もう少し話を掘り下げると、ナビスコの方は、ヤマザキの名前はつけないけれども、製造はヤマザキの国内工場でという話だったらしい。
それをヤマザキの方が断り、生産ルートを失ったナビスコは、リッツを海外生産せざるをえなかったという。一方のヤマザキは、リッツを作ってきた経験を活かし、新製品のルヴァンを作ったのだ。
今日スーパーに行ったら、新しくなったリッツが売られていた。そこで手にとってみたのだが、ヤマザキナビスコのころのリッツとは、少し様子が変わっていた。
新・リッツ
旧・リッツ
まずパッケージが変わった。字体がポップになっている。新たな歴史を刻む1ページといったところだろうか。細かいところだが、勝負に出たといえるだろう。”馴染み”をあえて排除してきた。もうひとつ変更点がある。
このヤマザキナビスコ時代にあった”裏メニュー”はなくなり、表も裏も同じ図柄になっていた。どうやら新・リッツは、リッツパーティーに別れを告げたようだ。やはりリッツパーティーは沢口靖子とともにあったのだ。そしてもう一つ・・・
新・リッツ
旧・リッツ
原材料が変わっていた。海外生産にすると、酸化防止剤が必要になるのだろうか。なんか酸化防止剤という無毒ではあるのだろうが、食べるものという感じがしない材料が入っていると、おいしくなさそうな気がする。
しかもなんでわざわざ大豆由来のレシチンを入れて、アレルギー物質を一つ増やしたのか。こうなると食べる以前の問題で、ルヴァンの方に軍配を上げざるをえない。
今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸が続く限り、俺は君の傍にいる。