KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

紙袋に英字が書いているやつ、あるでしょ?(みうらじゅん)

テレビ朝日タモリ倶楽部」6月10日放送分より


  今回のタモリ倶楽部は、「マイブームの生みの親みうらじゅんのナイブームを振り返ろう」ということで、俺が尊敬してやまない、みうらじゅんの不発のマイブームの特集だ。

 この日紹介された”ナイブーム”は、カニパンブーム(主に関西の旅行代理店の前にならぶデザイン豊富なカニのパンフレットを集めるブーム)、地獄表ブーム(地獄のように本数が少ないバスの時刻表に注目するブーム)など。

 そのなかでも俺が目を引いたのは「バッグ オブ エイジーズブーム」だった。エイジーズのエイジは英字のエイジだ。コンビニなんかで紙袋は何回か買ったことがあるが、たしかにどれも英字が書いてある。

 それがあたりまえだと思って注目すらしなかったが、無ければ無いで寂しい。意味がなかろうがあって欲しい。それこそまさにマイブームの素になるわけだし。ナイブームだけど。

 そもそもナイブームとマイブームというのは表裏一体で、誰も注目しないでブームにならないからこそマイブームなんだよね。だから本当は”ナイブーム”という定義は存在しないんだよ。君、わかるかい?

今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸が続く限り、俺は君の傍にいる。