KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

あの池無くなってたって?【ロート製薬のオープニングキャッチ】

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 オープニングキャッチというのは、番組を一社提供するときに使われる特殊な提供クレジットの一つである。スポンサーが複数のばあいは、たいていまとめてブルーバックに白字で会社名が出る。

  しかし一社提供ならば、背景なんかは自由にできるわけだ。なんなら動画にしたっていいのである。これだと視聴者に大きなインパクトを残せる。キャッチとはよくいったもので、つかみはOKである。

 たとえば子どもの時分、毎週日曜日の朝というと、いつも御幸野球教室を観ていたものだから、いまだに「みゆき~みゆき~」という男性コーラスが脳裏に残っている。日立の「この木なんの木」も大きなインパクトを残している。

 本題に入ろう。オープニングキャッチで昭和時代によく流れていたのといえば、ロート製薬ではないだろうか。アップダウンクイズクイズダービーなど、有名な番組をたくさん一社提供していた。



 広大な敷地にみえるが、本社は大阪市にある。ところで、画面の左下に池があったのをみなさん覚えていただろうか。この池がいまでは駐車場になってしまったのだとか。衝撃の事実である。

 つい最近まで、スマスマのオープニングに流れていたが、いまではみかけなくなってしまった。一社提供の番組じたい少なくなってしまったのだ。

 いまなにかと問題を起こしている東芝が、サザエさん東芝日曜劇場の一社提供をしていたのも、いまでは遠い昔に思える。これも時代の流れか。

 今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸が続く限り、僕は君の傍にいる。