タフでなければ生きて行けない。優しくなれなければ生きている資格がない。

英霊ってなんだ【1945年8月15日】

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 英霊(えいれい)とは、死者、特に戦死者の霊を敬っていう意味があるのだとか。英霊もふくめて、いったい”霊”とはなんなのだろう。そのことについて、ときおり考えることがある。

 

 

 

 僕はTwitterで高須クリニックの高須克弥先生をフォローしている。いつもは読むだけなのだが、このようなツイートをみつけてリプライした。140字では伝わらないところもあるので、もう少し掘り下げたい。

 

 ”神風特攻隊”

己の命を投げうって、散っていった将兵の方々の覚悟はすさまじい。だが現世に生きるものが賞賛するのは違うと僕は思う。あれは悲劇だ。

 

 なおかつ現世に生きる者たちが、亡くなったヒトにたいして”霊”であると決めつけるのも違う。霊などというのは、誰もみたことがないからだ。絶対にある、自分は見たなどというニンゲンは、100%ウソつきである。

 

 ヒトは死んだらどうなるのか。天国に行くのか地獄に行くのか。そのどちらでもなく、ただの無になるのかもしれない。答えはそれこそ、死ぬまでわからないであろう。永遠の命を信じたいからこそ、ヒトは神を信じるのだ。

 

 本人にとって、なにもかもが無になるのかもしれないその死というものを、現世に生きるニンゲンが”英霊”になったと言ってしまうのは、おこがましいことではないのか。そう思わざるをえないほど、つねに死生観というものには悩まされている。

 

 ”英霊”

 過去に戦死された方の死を美化するのに、なおかつこれからヒトを死なせるのに、なんと便利なコトバであろう。戦時中、権威や権力を盾に、戦って死ねと言ってきたニンゲンがいた。その多くは、虜囚になってでも、死ぬことは拒んできたではないか。

 

 今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸が続く限り、僕は君の傍にいる。