KOTOBASM

頭の中にある思想は言葉ではない。映像でもない。いうなれば《もやもや》である。その《もやもや》を手先を使って記録することではじめて言葉になる。

ルックチョコレート

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 不二家と聞くと、根拠はないのだけれど、高級感を感じてしまう。実は値段は庶民的なのだけれども、洗練されたイメージがあるのだ。パッケージデザインからして、他とはちがう。

 

 不二家のお菓子はまた絶妙なアメリカナイズっぷりなのである。日本人のコンプレックスをこれまた絶妙に刺激している。だいたいキャンディーの名前からして”ノースキャロナイナ”なのだから。”カ”ではない。”キャ”なのである。

 

 ルックチョコレートの歴史はけっこう古く、発売開始は昭和37年。パッケージデザインを手がけたのがフランスのデザイナー、レイモンド・ローウィというのがこれまたあなた。

 

 こちらはテレビコマーシャル。昭和45年ごろで、このころは不二家の時間という一社提供の番組枠があった。おそらくドラマ「サインはV」や「アテンションプリーズ」の合間合間に流れていたのであろう。

 

 当時の若者文化を反映してか、サイケデリックな仕上がりとなっている。テーマソングを歌っているのが布施明というのが、らしいっちゃらしい。奥さんオリビア・ハッセ―だもんな。ちなみにいまの奥さんは森川由加里だけど。ショウミー。

 

 ルックチョコレートはなんだかんだいってもおいしい。ひと箱で4度の味が楽しめるのもまた欲張りなかんじで。ペコちゃんの介入は許さないからね!というプライドの高さが特徴的だ。

 

 今日のところはこれまで。ごきげんよう。この呼吸が続く限り、僕は君の傍にいる。